ゲームエンジンを用いた実空間の経路探索における空間トポロジー表現の活用

I現実世界とデジタル世界の同期が求められる動的な環境において,エージェントの経路探索にはゲームエンジンが有用と考えられ,ナビゲーションメッシュの仕組みがその特徴の一つである.建築および地理分野では,IFC やIndoorGMLをはじめとする空間トポロジー情報を含んだ静的な記述仕様の実装が進んでいるが,経路探索には十分に活用されていない.本研究では,ゲームエンジンのナビゲーションシステムを使用しつつ,既存の建築領域の空間記述と併用することで,実空間における経路探索を効率化する可能性を検証する.また,その手法がスケール横断的な探索や意思決定にも活用できること,および人間の直感的な空間把握に合致するノード間関係グラフのクラスタリングにも利用できることを示す. http://doi.org/10.11188/seisankenkyu.75.141

IEEE Smart Cities 2023

ルーマニアのブカレストで開催されたIEEEスマートシティコンファレンスで、コモングラウンドの創設論文のひとつが発表された! 論文「SSCP(Spatial Simulation-based Cyber-Physical)モデルを用いた空間コモングラウンドと空間AIの実装の提案」は、コモングラウンド・ビジョンを促進するシステム・アーキテクチャについて詳述している。 この論文は、三宅陽一郎、豊田啓介、粕谷崇、兵頭明彦、清木正史によって執筆された。三宅陽一郎と豊田啓介は、この機会にヨーロッパの他の地域のカウンターパートを訪問し、アカデミック・コミュニティとの関係を構築した。 会議ISBN 979-8-3503-9775-8、最終論文は出版後ここに参照される。